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俺とのやりとりが外での出来事なのか資料室での出来事なのかはわかんねぇが、どちらも授業間際だった。
つーと、普段から授業をサボっている奴かあるいは移動教室か体調不良で保健室か…
そんな理由はどうでもいいが、ある事ない事で林檎を傷付ける事だけは許せなかった。
文句があるなら俺に言えばいいものを…
わざわざ弱い林檎を対象とする事自体が許せねぇ…
「丸井さんて面食いなんだー」
「でもあの二人も趣味悪いよね」
「俺も相手してもらおうかな」
まだ俺の存在に気付いていないアイツ等は好き勝手言ってやがる…
俺に対して何も言えねぇくせに…
「林檎」
自分の席で俯いている林檎に声をかけた。
きょとんとした顔で振り向く林檎が何だか痛々しかった。
やっぱり林檎は俺が守ってやんねぇとダメだって思う。
こんなに小さくて華奢で甘えたなヤツ、誰かに盗られてたまるかよ。
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