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「るせーな」
「まぁまぁ、怒るなって。全ては林檎ちゃんのためだろ」
光輝もそれには納得したようだった。
「あぁ。つー事で俺、喧嘩もやめるから」
「「「は!?」」」
「思いきったなぁ…まぁ俺は、元々喧嘩弱いからどっちでもええけどな」
「棗は頭脳派だからね」
「んにゃ。だから大地君もこっち側にきたらええよ」
棗と早乙女は楽しそうだな…
「絶対反対!俺、反対!」
やっぱりか…
喧嘩っ早い吉良は、すげぇつまんなそうな顔してる。
「光輝は?」
「別に…どっちでもいい」
早乙女の質問に、光輝はさっきまでのニヤけ面とはうって変わって、興味なさそうに呟いた。
コイツも売られた喧嘩は買うが、根っからの喧嘩好きの吉良とは違う。
「どうしたん?いきなり元気ないなったな」
「まぁ、仕方ねぇよな…。女できたら」
「え!?こうちゃんまでそんな事言うの?」
早乙女はどっちの味方なんだかわかんねぇ…
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