破局注意報!?

13/19
前へ
/194ページ
次へ
―――― 「ねぇ、小西先生絶対わざと当てたよね?」 「さぁ…どうだろうね」 今、英語の授業が終わったところです。 授業が終わったばかりなのでまだ教室で自分の席にいましたが、有紀ちゃんが私の席に座ったため、私は隣の木本君の席に移動しました。 英語担当は小西先生。 加賀君のクラスの担任です。 一番わからなかった、英文の訳を答えろと当てられてしまったのです。 小西先生は意地悪です。 きっと私が加賀君と付き合ってるから意地悪をするのです。 「まぁ…訳せなかったあんたも悪いよね」 「えぇ!?」 「えぇ!?って…あんた、それでも本当に東高の生徒なの?」 「あぅ…入試は猛勉強したのです」 東高は県内で一番倍率の高い高校です。 なので実は皆さん、とっても頭がいいんですよ。 凡人の私は入試の時だけ頑張って入学しましたが、ハッキリ言って、授業についていけてないように思えるのです。
/194ページ

最初のコメントを投稿しよう!

271人が本棚に入れています
本棚に追加