271人が本棚に入れています
本棚に追加
「もう、行っちゃうんですか?」
「また昼休み、会えるだろ?」
「そうですけど…」
「七瀬と約束したからな」
加賀君の裾を離そうとしない私に、加賀君は困ったように笑うとそう言いました。
「休み時間は、七瀬がお前といる時間だろ?昼休み削られたらたまんねぇから」
「加賀君…」
加賀君は、私の喜ぶ言葉を知っているんでしょうか?
どこかに、私の攻略本か何かがあって、それを見ながら攻略されているのでしょうか?
そう錯覚する程に、彼は私を夢中にさせるのです。
最初のコメントを投稿しよう!