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「残念ながら私は女なの。林檎はいつまでも私の可愛い妹みたいなもんよ」
そう言ってまたくしゃっと私の頭を撫でた。
妹…か…
何だかその一言が嬉しかった。
でも誕生日は私の方が早いから私のがお姉さんなんだけどね…
そう心の中で呟いた事は秘密です。
「それより有紀ちゃんは何で加賀君がいい人だって思うの?」
聞かずにはいられません。
だってあんなに怖くて口も悪いのに…
「何となくそう思っただけ。案外岬君よりいい奴だったりしてね」
「えぇ!?まさか」
とんでもない事を言う…
あんなに優しくてキラキラしてる大地君より加賀君の方がいい人なはずないんだから!
これ、絶対!
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