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「岬君ねぇ…私にはあの子の方が裏があるように見えてならないんだけど…」
「裏？」
「なんて…気のせいかな？」
「気のせいだよ！」
皆の王子様に裏なんてあるはずないもん…
加賀君の方が裏で何してるかわかんないよ…
でも…有紀ちゃんの勘て結構あたるんだよね…
「大丈夫、ごめんね。きっと気のせいだよ」
不安が顔に出てたのか、有紀ちゃんは私に優しく笑ったけど何だか逆にそれがひっかかるような気がした。
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