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「お前、絶対末っ子だろ?」
「え!?わかるんですか!?」
「わかるよ、しっかりした要素が全然ねぇもん」
「酷いです……」
子猫を抱えて元の場所へ戻ってきた所で私達は色んな話をしました。
加賀君が私の緊張を解すようにたくさん話しかけてくれてたくさん笑わせようとしてくれました。
一緒にいればいる程、最初の印象とはまるで別人です。
きっとこの子猫ちゃんを見せてくれたのも、二人きりで私が気まずい思いをしないようにとの彼なりの配慮だったのではないかと今はそう思えたりもするのです…。
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