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「………………」
「………………」
とても静かです。
木々がさわさわと揺れている自然の音だけが聞こえてきます。
横には、綺麗な髪の加賀君。
あまりにもキラキラと輝いているものだから思わず手を伸ばした。
少し触るだけなら…
うわ…さらさら…
女の私が顔負けしてしまう程加賀君の髪はツヤツヤ、サラサラでした。
「何してんの?」
そっと触ったはずだったのにその感覚に気付いた加賀君は目を開けると優しく微笑んだ。
「わわわわわわっ!ごめんなさい!ごめんなさい!何してるんだろ…私…本当にごめんなさい」
無意識に髪に触れた所を見られた挙げ句に笑われた。
恥ずかしくて申し訳なくてどうしていいかわからなくなった。
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