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「お前、泣き虫だな」
「違います…すももが…」
「無事だったんだから泣くのやめろよ。お前に泣かれるとどうしていいかわかんねぇ…」
そう言いながらも加賀君は優しく私の頭を撫でてくれます。
「とりあえず座れ」
腕を引かれ、促されてその場に座るとすぐにふわりと甘い香りがしたのです。
「か、加賀君!?」
「いいから」
どうやら私は加賀君に抱きしめられているようでした。
すごく甘くていい匂いがします…
すもももこんな感じだったのかな?とさっきまでの加賀君に頬擦りするすももを思い出しました。
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