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「お前と一緒。この時間以外はいつも一緒にいるよ」
「そうなんですか…」
「会わせてもいいけど…俺にビビってる内は会わねぇ方がいいんじゃねぇの?」
「う…」
確かに会いたくないです。
わかってしまうんですね…そういうの。
「お前、初対面とか苦手そうだし、いつもツルんでる奴等だけで後4人くらいはいるからな…俺に慣れたら紹介するわ」
紹介…?
そういうつもりで言ったんじゃないんだけどな…
だって紹介っていう事は加賀君のお友達の前で彼女だと言われてしまうということですよね…
それは困るのです。
だって私は岬大地君が好きなんですから…。
そう、大地くんが…
――キーンコーンカーンコーン
「あ…授業が始まってしまいます」
授業が始まる5分前のチャイムです。
「気を付けて戻れよ」
「はいツ」
元気よく返事をして、今から教室へ帰ります。
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