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「僕が守ってあげるよ。加賀なんて暴力でしか物事を解決できないようなやつなんだから」 「加賀君は暴力なんてしません!」 「林檎ちゃん、もしかして知らないの?加賀ってね、中学の時他校の生徒20人くらいを病院送りにして謹慎になってるんだよ?」 「え…?」 「怖いよね?でも大丈夫。僕と付き合ったら周りもそんな事させないよ」 意味がわからないです… 加賀君は私に暴力なんて振るいません。 岬君は加賀君の事を何もわかってません。 「岬君!私、本当に加賀君の事が好きなんです!」 「林檎ちゃん…」 「やっ…」 とうとう壁際まで追い詰められてしまった私は両肩を掴まれてしまいました。 「可愛いね。大事にするからね」 「み、岬君…やめてください!」 「どうして?あ…そっか、恥ずかしいんだね」 「ち、違っ…」 そんなやり取りをしている内にどんどん岬君との距離が縮まっていきます。
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