さだおの中のさだお

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母『もぺぺぷぱぽぺぺぴぷぽ!!』 母はおれがガキの頃、良く歌っていた子守歌を歌いながらドアをつきやぶっていった。 ズガーン!! はたから見るおれ、 騒然とする店内。 それは騒然とするはずだ。 店内から見たら、ガラスに直撃して、ガラスの向こう側に倒れている老婆がいるんだもの。 ガラスをつきやぶれなかった母に、おれは声をかけた。 さだお『大丈夫、次があるさ。 悔しいだろう? ほら、ここの土を持って帰ってまた挑戦しようぜ。 今日はおうちに帰ろう。』 母『まぁまぁなフォローだね。』 帰りは母にしがみついて帰った。
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