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ファイルに添付されていた一枚の写真に目が止まり時間を忘れて見入ってしまう
「‥‥‥どういう事だ?」
「(ん?何か言ったかい?)」
小さく呟いた言葉は相手にも聞こえていたようで受話器から声がもれた
「あ、なんやまだ話してたんか。クロの件は分かった
ただし、レンタル代はガッツリ払ってもらうで?」
「(はは、君ならそう言うと思っていたよ。明日までにいつもの口座に振り込んでおく)」
「いつもの十倍でヨロシク」
ピッ
画面から目をはなさずにさっさと電話を切る
下へとスクロールして写真と共に添えられていた文書を目で追う
異国の文字で綴られた其は3ページ程のもので
全てを読み終えた桂吾は眉を潜めた
「‥‥関係ないのか?‥‥いや、しかし、これは」
“クロ?”
―――――‥
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