★伝書鳩のお仕事★

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「はは、流石お兄ちゃんは優しいなぁ」 「茶化すな」 ガコン 徐にパソコンデスクの足下に置いてあるジュラルミンケースを取り出し、ソファー前のテーブルに乗せ手慣れた手つきで蓋を開ける 「カラスはウチの裏家業や、そない簡単にやらせたりせえへんから安心せえ」 (何より、あない濃いアンダーグラウンドに首突っ込んだらビビって逃げてしまうやろしな 折角捕まえたおもろいネタを逃して堪るかいな(笑)) 「ゲスの顔になってるぞ」 「どんな顔やねん!」 中身を確認するとバチンと蓋を閉め“逢魔屋”と書かれた紙で封をして古虎に差し出した。 「今回は届けるだけや、いつも通りデータは携帯に。分かってると思うが相手は急ぎだそうや」 「当たり前だろ、コレを欲しがる奴なんて大抵‥‥」 ―‥‥ と、場所は変わって電車の中‥‥ 『(え~と次の駅で下りて)』 .
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