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俺は振り下ろされる刀を持った赤毛さんの手首を掴み無理な姿勢からの
『うおりゃ!!』
力任せの背負い投げ
自分でも驚く位の動体視力と腕力に感謝しつつ、投げる瞬間に頬をかすった刀は幻だと信じたい
‥あんな体勢から斬ろうとするとかやっぱり普通じゃない(汗)
ハァハァ‥‥
「‥‥お前だれ?」
投げられた赤毛さんがひっくり返ったまま俺を初めて認識したようで視線があった
(眼中に無かったんだな、なら最後まで眼中に無いままでいたかった‥)
先程のギラギラな目ではなく純粋に興味からくる視線に調子が狂う
『ど、どうも何処にでもいる至って普通の一般市民です?』
「何で疑問系?てか、普通の一般人がこんな所にいるわけないっしょ★其にその“白い髪”も“オッドアイ”も一般から超浮いてるよ♪」
‥‥‥‥‥は?
『誰が白髪にオッド‥何??』
この人何言ってんだ?
俺、生粋の日本人の筈だよね?
確かに記憶の大半を失っているがそんな爺さんみたいな頭をしてはいなかったと思う
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