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数分後……
ガチャ
屋上の扉が開き田澤が入ってきた。
片桐「あれっ?お前その目の横の傷どうした?」
田澤を見て一番最初に目に入ったのは
明らかに誰かと一戦交えたであろう傷
青山「またケンカ?」
青山が心配そうに田澤の顔を覗き込む。
田澤「んな毎日ケンカ何かしねーよ!!」
青山の顔を手で振り払いながら田澤は言った。
片桐「じゃあ何の傷だよ?」
青山が次は傷を触ろうと手を伸ばす。
田澤「別に対した事じゃねぇから」
青山の伸ばした手を掴みながら話す田澤。
田澤「そんなことよりあいつ何やってんの?」
そう言って屋上の端の方を見る。
米谷「どーせ俺の話何てみんなどーでもいいんでしょ~」
そこにはしゃがみながら地面をいじる米谷がいた。
星川「………さっきからずっとあれ……」
その光景を黙って見てた星川がそう言った。
片桐「いいよいいよあいつは。それよりそろそろ授業じゃね?」
時計を心配しながら俺が言うと…
米谷「え!?それは大変だぁ早く行かなきゃ!!」
何故かさっきまで拗ねていた米谷が過剰に反応し
ダッシュで屋上を出ていった。
星川「……………あいつは…………何なんだ」
片桐「………さぁ」
とりあえず
俺達も機嫌が戻った(?)米谷を追いかけ屋上をあとにした。
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