いつもの日々

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一方その頃、俺達はーーー 片桐「クソッ!!!」 ガタンッ 俺は前方にあるゴミ箱を蹴り飛ばす。 米谷「まぁまぁ」 隣で怒る俺を宥める米谷。 片桐「チッ……あの野郎なめやがって……だから女は嫌いなんだよ」 舌打ちをして愚痴をこぼした。 米谷「あーあこれじゃあ明日会うの気まずくなっちゃったね」 片桐「そうだよな……………てっ……は?…明日休日だけど?」 俺は不思議に思い米谷に聞き返す。 米谷「えっ?まだ行ってなかったっけ?明日、転校生の歓迎会的なのクラス全員でやるからね!」 米谷は俺の肩に手を置きながら言った。 片桐「いや……行かねーよ」 肩に置かれた手を振り払い俺も言う。 米谷「え~何でぇ行こうよぉ」 まるで駄々をこねる子供のように米谷は反論してくる。 片桐「お前バカじゃねーの!?ただでさえ行きたくねーのに今の状況で行くわけねーだろ!!」 俺は頭にきて米谷を怒鳴った。 片桐「クラス全員参加って言ったよな?青山はともかく、星川とか田澤もクラスの奴らも全員来るわけねーだろ!!」 俺はあきれながら言った。 米谷「その人達には今から説得するから。ねっ?お願いっ!!何でもするから!!」 そう言って米谷は頭の上で手を合わせる。 片桐「へぇ~何でもするんだな?じゃあ明日1日の俺が使う金、全部お前がだせよ?」 流石にこの条件はのまねーだろ 内心勝った気でいた俺だったが…… 米谷「いいよ!!」 あっさり承諾する米谷。 片桐「は?全部だぞ?もしかしたら田澤達も同じ条件要求してくるかもしんねんだぞ?」 俺は米谷の軽い返事に驚き、脅すように言ってやった。 しかし 米谷「別にいいよいいよ!!4人分くらい俺が何とかするよ!!ってことで明日駅に10時ね!!」 そう言い残し、米谷は走って行ってしまった。 片桐「マジかよ…………」 1人残された俺は呆然と立ち尽くしたまましばらくその場を動けなかった。
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