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俺が寝てどれぐらい時間がたっただろうか?
一人の男が俺に近づいてきてーーーー
??「お~い!!!!起きろぉ!!!!」
耳元でおもいっきり叫んだ。
そのため俺は驚いてベンチから転げ落ちてしまった。
片桐「痛ってぇ……誰だよ……」
そう言って叫んだ本人を見て見ると
そこには少し幼い顔で俺と同じ制服を着た男が立っていた。
片桐「何だ…お前か…」
??「何だとは何だよ!!せっかく起こしてあげたのに!!」
頬を少し膨らまして怒っているこの男は
青山大李(アオヤマタイリ)
こいつとは中学の時からの仲でいつもこうしてこの公園に俺を起こしに来る。
片桐「だから起こし方を考えろって言ってんだよ」
ズボンについたホコリをほろいながら俺は言った。
青山「だって普通に起こしても幸一君絶対起きないじゃん!!」
こいつは今になっても俺のことを君付けで呼ぶ
それだけに性格も容姿もかなり幼い
青山「僕が起こしに来なかったら幸一君いつまで寝ちゃうでしょ!そんなことになったら欠席扱いになって……」
あーうるせぇうるせぇ
まぁ…いつものことだけど
じゃあいつものやり方で……
片桐「わかったわかった。今日何か奢ってやるから早く学校いくぞ」
普通の人ならこんなんでおとなしくなるはずはないが
こいつは……
青山「えっ?本当に?」
簡単におとなしくなる
片桐「あぁ」
青山「やったぁ~!!!今日の昼食ゲット~!!!」
単純なやつ………
青山「そうと決まればさっさと行こー!!」
片桐「はいはい」
そうして俺達は学校に向かった。
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