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??「ちぃーす!!おっはー!!」
金色の髪が肩まである男がチャラく挨拶した。
??「あれっ?さっきまで騒しかったのに?何でみんな急に黙っちゃったの?」
こいつは空気ってもんを読めないのか?
その男は教室を見渡し
俺と目が合うと微笑みながらこちらに歩いてきた。
??「なぁーんだ女の子だけかと思ったらイッチー来てんじゃん!!」
片桐「うぜぇ」
??「またまた~冗談言ってぇ~」
このうざくてチャラい男の名は
米谷海紀(ヨネヤカイキ)
女を物ととしか見ていない最低なやつ。
まぁ俺も人のことは言えないが………
米谷「ねぇねぇ知らない女の子が何人かいるんだけど………転校生?」
米谷は俺の前の席に腰掛けながら問いかけてきた。
片桐「そうだけど」
米谷「そっかやっぱり……フフフ……また獲物が増えたねぇ~」
俺の隣に福本がいるにも関わらず平然とそんな話ができるこいつは……ある意味凄い
片桐「獲物?もう十分だろ?つーか今日も狩ってきたんじゃねーの?」
米谷「まぁ一応ホテル帰りだしねぇ~」
自慢気に足を組ながら話す米谷。
片桐「一昨日も行ってたんだろ?お前、今何股かけてんだよ?」
米谷「9股くらいじゃない?」
米谷は躊躇せずにサラリと言う。
片桐「9股くらいって……お前ってやつは………」
米谷「まぁいいじゃん!女の子は広く浅くがモットー」
キーンコーンカーンコーン
米谷と話をしていたらいつの間にか授業の時間が終わったみたいだ。
米谷「よーし終わったぁ~イッチー飯食いにいこ~」
片桐「じゃあ青山も呼ぶか?」
米谷「え?ヤマも来てんの?」
片桐「気付いてなかったのか?」
米谷「だってヤマ、女の子みたいな顔してんじゃん!」
青山「それって僕に対する侮辱だよね」
横から急に現れた青山が睨みながら言った。
米谷「わぁ!!ビックリしたぁ」
青山「君って人はね僕のコンプレックスをわかって無いんだよだからそうやってーーーー」
また始まったよ………
こいつら揃うと本当疲れる……
俺は二人を教室に残し
一足先に購買に向かった。
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