1696人が本棚に入れています
本棚に追加
「まずは1戦目、ウルドに絶対に勝つ。
そして2戦目のJokersで……必ずランクアップを決めるぞ!!」
「おう!!」
気合いを入れる俺ら。
その後トーヤも事情を知り、闘志を燃やす。
説明をしたことはあったが、Jokersのことは言っていなかったらしい。
トーヤも気合い十分。
トーヤという新戦力は、Jokersにとっても脅威のはずだ。
「おやおや、これはRed eyeの皆さんじゃないですか」
「お前らは……」
ランクアップ第1戦決戦日。
UNDERDOGに来てすぐに出会ったのは、Jokersの面々。
「どうやらランクアップチャレンジの相手に私達が選ばれたみたいで。
どうぞ、お手柔らかに」
そう言って、リーダーのラッドが握手を求めて来る。
「……覚悟しとけよ。
お前らが今どれ程の強さを兼ね備えてるかは知らないが、俺達は絶対に負けない」
俺はラッドに言い放つ。
ラッドの手を取ることなく。
ラッドは表情を歪めず、ゆっくりと手を下げる。
まぁ、この程度で苛立ちを見せる奴じゃないか。
すると……。
「もしかして、こいつらがRed eyeって奴ら?」
スッとラッドの後ろから出てきた男。
ドクでもカマでもない、前にはいなかった男。
こいつは誰だ……?
最初のコメントを投稿しよう!