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「ほい!でーきたっ!」
「……」
当日と同じように服をきて、髪もセットしてもらい、化粧も少ししてもらった。
…別人みたい…。
「見て見てー!愛結めっちゃ可愛くなーい?」
「うっわ。やば。可愛い」
「ちょ、写メ撮りたい」
「え、やめてよ」
男子の1人が携帯を取り出し 、ピントを私に合わせようとする。
私は必死にその子に取られないように、抵抗した。
「やめなよ」
男子を辞めるように言ったのは、立川くんだった。
立川くんともあの日以来、少し気まずい。
「嫌がってるじゃん。無理矢理はだめだよ。芸能人じゃないんだから」
「あ、ああ…ごめんな、神崎さん」
「あ、ううん。大丈夫…」
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