文化祭前日

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はっ、としたように先生が反応する。 「すごいいいと思うよ。当日も、頑張って」 そういって、先生は教室を出て行った。 先生の背中が、凄く小さく見えた。 「やった!葉山先生のお墨付きだよ!」 クラスの女子がわいわい騒ぐ。 「さ、あともうちょっとで終わりだし、みんな頑張ろう!」 委員長の言葉に集まっていたみんなが元の作業に戻っていく。 私は制服に着替えるために教室の端へ移動し、着替え始める。 葉山先生…大丈夫、かな…。 着替えながらそんなことを思い、気になってしょうがなかった。 「あ、愛結!衣装はそこの袋に入れておいて!」 「うん。わかった」 衣装をしまい、キョロキョロとあたりを見回す。 さっき出ていってから、ここには来ていないようだ。
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