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先生がベッドに横になる隣に、私は椅子に座る。
静かで、とても心地よい。
先生の寝息が聞こえてくる。
本当に寝てしまったみたいだ。
先生の顔は本当に整っている。
凄く綺麗。
「先生…好き…」
ポツリと呟く。
伝えたくても伝えられないこの気持ち。
伝えちゃいけない、この大きいようで小さい気持ち。
先生の手をそっと握る。
ここでキスとかできたら、すごく大人なんだろうけど、今の私はこれがいっぱいいっぱい。
これだけで、ドキドキしている。
緊張している。
「…ん…」
先生がもぞもぞ動き出して、思わず手を離す。
「…先生…?」
「かん、ざき…」
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