第一章

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この私がサボれるわけもなく… 私は一人で廊下を歩いていた。 「ったく、あかりのやつ、あたしを一人おいていくなんて、それでも本当に親友かっつーの。おかげで、どんな思いで私は今準備室に向かっているか…。」 ドンっ… 「…ッ。いった…。」 ブツブツ文句を言いながら歩いていたせいで、前を見ていなかった私は、何かにぶつかりしりもちをついてしまった。 ―――あれ、いい香り。 これは…バラ? 「大丈夫?」 その顔に顔を上げると… .
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