2.再会と遭遇

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ドラゴンキャッスル、第一闘技場。 「集まったな?それじゃあツーマンセルでストレッチだ!いいな?体はほぐしとけよちゃんと!実戦はスポーツじゃねぇがケアは重要だ!手を抜くなよ!」 ジャージ姿で仁王立ちになっているドルベラット・ランバートの激を聴きながら、1ーBの面々は闘技場内に散らばり、ツーマンセルになってストレッチを始める。 闘技場と云っても簡素なギャラリーが設けられているだけだ。円形の闘技場の床はアスファルトでラバーが覆っている。後は天井に大きな照明が並んでいるだけで、目立った特徴は無い。広さだけはあり、道場よりスペースを取っていた。 「お前…背が伸びたな。」 両手を引かれ、彼の背中の上で背筋を伸ばされているシオにリクが云った。 「そうかな?分かんないけど。」 「いや伸びたぜ。前は俺を背中に乗っけんのも一苦労だったし。」 「そんなに?」 「そんなに。」 次はシオがリクを背に乗せる。確かに前より楽に出来る。リクの体に押しつぶされるような事は無い。 「リクはもう伸びないの?」 「伸びるだろうな、多分。成長期だし。」 次は長座体前屈。シオを座らせ、リクは背を押した。シオの体は柔らかい。上半身と下半身がくっつくまで伸びる。シオは体を限界まで伸ばし、深く息を吐いた。
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