平安シナリオ

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【約束】 〇〇(何言ってるの……この人……) 春馬「〇〇、盗賊に捕まって、無事帰れると思ってたのか?」 春馬の瞳が怪しげに光る。 〇〇「わ……わかりました。あなたの言うことを聞きましょう……」 春馬「……素直じゃねーか」 〇〇「た…ただし!宿禰と真人を京まで無事に送り届けてくれることが条件です!!」 春馬「!!」 手を思い切り握りしめる。怖さからくる緊張で、冷や汗がでるのを感じる。 春馬「………捕われの身で、俺様に向かって交渉するなんて、命知らずだな」 ダンッ 〇〇「!!」 春馬は、私の顔の横に力をこめて腕をついた。壁の軋む音が聞こえる。 〇〇(こ……殺される!) 春馬「……面白い」 〇〇「え?」 春馬「お前、いい度胸してんなー!俺が無事に送ってやるよ。京でもどこでも」 見上げると近い距離に春馬の顔が迫っていた。 先程の恐さは消え、優しい表情に驚いてしまう。 〇〇(やっぱり……良い人?) 春馬「俺の女になる覚悟……しとけよ」 〇〇「!!」 春馬「こっち方面はガキだな……」 〇〇(わ……わからないっ!) 私は春馬の言動に困惑するのだった。image=441570770.jpg
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