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窓から夕日の差すこの部屋で、私はスーツを纏った小太りでバーコードヘアーのオッサンとテーブル越しに対面している
客人にコーヒーを出すのは礼儀ではあるが、何もこのオッサンに出すことはなかったとつまらない後悔をしながら
とりあえず聞きたいことは山ほどあるのだが、何から聞いたらいいのか分からず長い沈黙が続いている
と言うかクリープ入れすぎだコノヤロウ
「何故、僕の所に知らないオッサンが来たんだ?
そんな顔をしているね」
急にオッサンが得意気な笑みを浮かべながら言ってきた
残念だけど今はアンタの容赦無いクリープの事しか考えてない
でもこんな事を言ったらまた話が面倒になりそうだったので『何で分かったの!?』的な顔をしておいた
いや、なんで私が気を遣ってるんだ…
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