はじまり

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男の子は、その場から急いで離れた。 プルリンは、男の子を追っていった。 しぃ「何だったんだろ…ん?」 しぃは、何か見つけた。 血が付いた紙だった。 しぃ(まさか…さっきの子の) しぃは中身を確認した。 男の子が落としたメモ {最近、猫村の辺りに怪しい人がうろついているらしい…あと、何か人と違うにおいがする…} 文章は、血で続きが読めなかった。 しぃ「猫村って…私の村じゃない…」 しぃは、とりあえず、猫村のまわりを見回ってみた。 すると、しぃの目の前に女の人があらわれた。 女の人は、しぃにたずねました。 女の人「このあたりにウサギの耳をした男の子を見ませんでした?」 しぃは、いきなりの質問に何かを感じた。 しぃ「どうかしましたか?」 女の人は、すぐ答えた。 女の人「あの人、勇者様みたいなんですよ…それで、猫村で勇者様と旅に出られる話を聞いて、その方をさがしてるんです」 しぃ「どうして?」 しぃの言葉に女の人は、どうしても一目見てみたいと言った。 しぃ「この村では、そんな話無いけど…!?」 しぃは、また、何かを感じた。 女の人の目つきも変わっている。 しぃ「もし本当に勇者がいて、来るなら、私が行くでしょうね」 しぃは、理由を言った。 村一番魔法がうまく、センスも良い事を… さっきのメモ用紙の内容を思い出しながら、嘘もついた。 しぃ「私勇者様が来たら、一緒に旅しようと思ってるし、私には最強魔法があるから、まだ使いこなせないけど…みんなには内緒だよ」 と言って、しぃは、後ろを振り返る。 女の人「そうかそうか、それは良いことを聞いたよ」 女の人から、嫌な空気がただよった。 しぃ「やっぱりね…さっきから嫌な空気なんだよね」 女の人は、まわりを見渡していた。
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