血まみれの勇者様

2/6
3人が本棚に入れています
本棚に追加
/60ページ
男の子は、周囲を見て、魔物に剣を向ける。 しぃ「ちょっと…あなた大丈夫なの?」 しぃが心配そうに聞いた。 男の子は、しぃを見て頷(うなず)いた。 暗殺者「余裕そうだな」 暗殺者の言葉に男の子は、睨みつける。 暗殺者「村の中の人達は、そろそろ私の部下によって殺されているだろう」 その言葉にしぃは… しぃ「やっぱり…あなたが魔物に化けるのが合図になっていたわけね…」 暗殺者は、笑いながら答えた。 暗殺者「その通りだよ。今頃は、既に皆殺しかもな」 しぃは、魔法を唱え始めた。 怒りで気持ちを抑えきれないしぃは、怒りに全て任せていた。 しぃ「ライジングサンダー」 しぃが魔法を放った。 魔法は、暗殺者に直撃した。 しかし、暗殺者には、全く効いていなかったのだ。 しぃ「嘘でしょ…」 魔物は、笑っていた。 男の子「でもおかしいなぁ…村近いけど…悲鳴とか一切聞こえないよ」 その言葉に暗殺者の笑いが止まる。 暗殺者「なぜだ…」 すると、男の子が草村に隠していた魔物を投げ出した。 暗殺者「バカな」 しぃ(すごい) しぃが見たのは、かなり手強い魔物ばかりだったのだ。 それを一人で倒したとなると、しぃは、男の子の事が勇者?としか思えなくなりました。 暗殺者「貴様、闇の世界に葬ってくれるわ」 暗殺者は、男の子の方へ走っていった。
/60ページ

最初のコメントを投稿しよう!