伝説の守り人 １

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扉の前まで来たようで、アルマリアの呼び掛けがさっきよりも大きく聞こえた。

それには応えず、ユアンはゆっくりとした動きでナイフをしまい、これまたゆっくりと立ち上がる。

彼女を出迎えようとしてドアノブに手を掛けようとして－－

「ちょっとユアンっ、いつまで寝てるのさー！」

外側から勢い良く扉が開かれた。

同時、ユアンの顔面に堅い木材が遠慮もへったくれも無くぶつかる音が響いた。

「ぁ……」