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俺の幼なじみを紹介します。
彼女の名前は神崎光希(かんざき みき)。
さっきも言った通り幼なじみだ。
彼女と出会ったのは保育園の頃、俺がこの町 「桜音町(おとまち)」に引っ越してきた頃のことだ。
新しい町に越してきたので友達のいない俺に挨拶に行った隣の家の光希が
「一緒に遊ぼうよ」と言ってくれたのをよく覚えている。
親達の会話で同い年だとということはわかった。
そして身体が弱いことも。
挨拶を終えて部屋に戻り窓の外を見ると、ベランダを挟んで光希の部屋はあった。
何度か光希の部屋にベランダから遊びに行ったことも覚えている。
保育園で光希がいじめられているときは助けたことも何度もあった。
小学校に上がり6年間、一緒のクラスだった。
勉強で彼女がわからないことがあれば教えてあげたりもした。
逆に俺が授業中寝ていた時はノートを写させてもらっていた。
中学に上がっても一緒のクラスで、俺達の関係は変わらなかった。
窓際での会話や相談、聞く相手を間違っているような胸の大きさ話、他愛のないではあるが、そんな時間が好きだった。
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