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私の幼なじみを紹介します。
彼の名前は橘光平(たちばな こうへい)。私と同じ「光」を名前に持つ男の子。
そんな幼なじみの光平は恋愛に関してはすごく鈍感です。
初めて会ったのは保育園の頃、光平と彼の家族が隣に引っ越してきた。
私も光平も親の後ろに隠れていたことと、私が最初に遊びに誘ったことをよく覚えている。
あとから同い年で同じ保育園に通うことがわかった。
それから私の部屋のベランダを挟んで光平の部屋が見えることがわかった。
ベランダとベランダとの隙間は約1mぐらいだったかな。
最初にベランダを飛び越えるときは危ないからと止めた。
でも光平は私の制止を無視をして、ふらつきながらもベランダへ移って来ては身体の弱い私とよく一緒に遊んでくれた。
保育園で男の子にいじめられていると助けてくれたこともあった。
そんな彼は私のヒーローで憧れでもあった。
私はそんな彼のことが好きになっていたのかもしれない。
子供だったから恋だとはわからなかったけど、彼と一緒にいたいと思っていた。
小学生・中学生になっても私達の関係は変わらなかった。
光平は頭がよかったから私が分からないところを教えてもらったり、彼が寝ていたりしたら代わりにノートを見せてあげたりもしていた。
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