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俺は今幼なじみの墓の前にいる。
成人式の会場から飛び出し、光希の家に向かい、光希の眠る墓へ向かった
大好きだった幼なじみ。
それであいつの身体を治す為に、医大にも入った。
でも、あいつは死んでしまった。
告白もできなかった。
そして、泣きながら自宅へ戻った。
家の前には光希の母親がいた。
俺が戻ってきたら渡してほしいと言われていた手紙を受け取った。
自分の部屋に戻って、手紙を読んだ。
手紙にはいつもの光希の丸文字。
あれほど直せと言っていた光希の癖だ。
その癖も今では愛しく思えた。
でもどこか文字が震えていた。
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