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チチッ…チッチッ…バサバサ―
昼、村の中央が騒がしい。
家には父さんも母さんもいない。
俺は外に出た。
"おめでとう!" "これであと3年ねぇ"
"しっかりお勤め果たして、幸せにね"
誰かを祝っているらしい。
人が集まりすぎて、中央で誰が何を
しているのかもわからない。
すると俺の様子に気づいたのか母さんが
俺の隣にスタスタと駆け足で来た。
「ロウ、あなたはあまり村の人たちとお話ししたり、交流がないからわからないだろうけど…。」
「誰か祝ってんのか?」
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