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「そうなんだ…。」
母さんから話を聞いているうちに
祝いで集っていた村人たちの群れも
ちらほらとそれぞれ、農作の作業や
家事などで戻っていった。
「あれ…か?」
俺はやっと目的の人物を目にすることができた。
「そうよ、あの子が新たに誕生した白癒魔士様。」
その白癒魔士とは村人たちからの
祝われごとにおぼつかない表情で
微笑みを浮かべていた。
「あ…。」
彼女は俺が見ていることに気づいたの
だろう。
俺と目があった。
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