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「ロウ…気にし」
「俺はべつに気にしてねぇよ。どんな風にいわれようが、こう育ってしまったもんは仕方がないだろ?だから母さんは気にするなって、な?」
俺はこの扱いにはもう慣れていた。
村人全員にいわれるわけではなかったが
歴史や知識を重んじる年寄りたちは
みな、俺を穢らわしいと扱っている。
「ロウは…優しいのね。」
母さんはそういってソファーに座った。
一方、父さんは家の裏で農作業を
している。
俺はそこへ行った。
「父さん、手伝おうか?」
「おぉ、ロウ。すまないな、じゃあこの石を白癒魔士様に届けてくれないか?」
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