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「…初めまして。
私は“柏崎 亜紀（ｶｼﾜｻﾞｷ ｱｷ）”です。」
「…よ、よろしく。」
微笑んでくれる柏崎さん。
俺に賛同してくれたし、同じ年くらいの人。
なんだか緊張が少し楽になった。
こういう人がいてくれて良かった。
「…私は“高瀬 ゆり子（ﾀｶｾ ﾕﾘｺ）”。」
おばさんが口を開いた。
そのままおばさんは皆を見ながら話していく。
「ねぇ、みんな。
協力しましょう？
…600万円も貰えるんだから
1週間、我慢して
みんなで山分けしたら70万円以上もらえるのよ。」
「…二人だけで協力したら一人300万円になる。」
「！？」
スーツの男性が答えた。
「…おっと自己紹介が先だったな？
平野。“平野 宏（ﾋﾗﾉ ﾋﾛｼ）”。」
宏は目を閉じ話していく。
「…色々と考えるべきだよ。
君達の頭でどこまで考えられるかだけど。」
「？」
「考えるといいよ。」
宏は完全に見下している。
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