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「…どういうことだ!?」
宏が尋ねる。
「…はい、ここでは皆さん8人共同で
生活を送っていただきます。
そのために、自分で考え行うこと以外のこと
つまり、私達を呼び出し聞いたこと、
並びに私達に頼んで送った物は
一人が独占しないように、
室内全域とモニターにて連絡します。
皆さん、仲良く生活しましょう!」
人形は手を開く。
「…つまり…。」
「…勝手にものを集めたり貯めたりすることはできない。」
男性陣は互いを睨むように見ている。
「…へっ!全員、ぶん殴って縛り上げればそれでいいんだ!
…まずはてめーからだ!」
向かいの男性は声を上げる。
「待ってくださいよ!
そんなことをしないで
素直に黙って生活していたほうが。」
「私、反対ー!
早く出たいんだけど!
携帯無いとかマジでありえないし。」
「…。」
なんとなくアウェイだ。
奇妙なバイトとは思っていたがこんなことになるなんて。
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