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「すみませんが、特例は認められません。」
「…そんな。」
「ものは弁償いたしますので。」
「ここで用をたせって言うの?」
何だか妙に手足の長い人形が
壊れたようなに首を激しく振っている。
「…待って、それは流石に…。」
柏崎さんが口を開いた。
しかし、
「だったら、私も!!」
女子高生は体を激しく震わせている。
「…こうなるので認められませんね。」
人形は手で罰を作る。
「…。」
柏崎さんも反撃の言葉がでない。
「…残り時間は?」
俺は顔を上げた。
すると画面にはデジタルの数字が。
18分代だ。
「…高瀬さん…。」
「…ううぅ…。できればこっちを見ていないで。」
高瀬さんは顔をしかめた後に
深呼吸している。
《くっそ…トイレも認められないのか!?
このバイトの目的は何なんだ?》
俺は画面を睨んだ。
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