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黒い扉に近づくと、自動で
扉は左右に消えた。
その先に細い道。
人がすれ違う事が精一杯ぐらいの幅に
小さなライトがある。
数メートル歩くと
またガラスの扉が。
真っ直ぐ近付くと扉は自動で
扉が開いた。
扉の先にあったのは大きな円卓が。
「あぁ!?」
「誰かしら!?」
「また若いのが。」
「…。」
「別に構わないけど…。」
俺を迎えたのは円卓に座る五人。
俺は六人目の様だ。
「…?」
目の前にある椅子には
俺の名前が。
「ドウゾ、オ座リ下サイ。」
機械の声が上からした。
「……。」
俺は戸惑っていると、
円卓を向かいの男性が
軽く叩いた。
「早く座れ!」
「なっ!」
「八人揃わねぇと始まらねぇんだよ!」
「あ…あぁ。」
向かいの男性。
黒い服にピアスにガムを噛んでいる。
俺よりは少し年上そうだ。
《…苦手だな…こういうの。》
俺はなにもない椅子に座った。
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