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「八人、揃イ次第。
次ノ指示ヲ、シマス。
少々、オ待チ下サイ。」
機械の指示が。
俺は五人を確認した。
向かいの男性。
その横には茶髪の女子高生位の女性。
更に横では勉強を続ける男性。
落ち着きのない、きらきらした服を着た
四十過ぎのおばさん。
更にまたひたすら絵を描く女性。
この状況では向かいの男性が
俺らを従えているようだ。
そして5分程待つと、
スーツに身を包む
いわゆるエリートの社会人男性。
そして最後にショートヘアの
黒髪の同い年位の女性が。
これで八人だ。
全員が円卓に座った。
「ヨウコソ、皆様。
デハ、実験室ニ移動シマス。」
「?」
機械の声に皆上を見る。
「んだよ!また移動かよ!」
男性が足を机の上に。
しかし、
「なに!?」
俺の足元から
ペンチのような拘束器具が。
椅子に固定される。
どうやら皆もそのようだ。
机の上の足までアームは伸び
男性も椅子に固定された。
椅子に固定された八人。
そのまま円卓事、地下に沈んでいく。
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