染色   (2005)

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涙を流した日は 何故か君が足りなくて 胸の中己の声は 響かず速度失った 何も言わずに只笑ってる 君の笑顔が好きでした。 臆病な僕を包んでくれた 君の心が好きでした。 その笑顔が… その声が… その瞳が… この心を…。 染められて逝く 真っ赤な景色は いつか真っ黒に塗り潰されて 僕を殺した全ての人間が 地獄の海に墜ちます様に 交わした言葉ももう 何処か遠くへ消えていった 泣き声は少しだけ 僕の事を強くさせてくれた もう会えない人を想った時 何故だろう涙溢れてくるのは あんなに悩んだ日々 消しても浮き出る表情 明日の今頃笑えてるかな… 枯れた雑草花はもう戻らないけど 生きる強さと失くす悲しみ モノクロの絵が今染め上げる 僕は右手に黒いペンを取り 君は左手に赤いペンを取る 決して混じらぬ二つの色は 過去の悲劇をまた映し出す サヨナラ。。。
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