Room-707-      2007

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今でも覚えていますか? 2人過ごした日の事 あの日語り合った夢の話 あれは夏の夜でした 初めて貴女と出会った日 それは吹雪の夜でした あたしの惚気話を只黙って聞いてくれたね 「ねぇ、あたし達の出会いを覚えていますか? あたしは運命とかかなり信じちゃうタチだから、あれはやっぱり運命だったと思う。 笑ってもいいよ」 あたしが涙の日には いつも髪を撫でて呉れた あたしが笑顔の日にはいつも唄を歌って呉れたね おっちょこちょいで馬鹿なあたしは 何時も足手纏いだったけれど 貴女の夢を側で感じれて幸せでした もうこれからはお互いの道を歩むけれど きっとまたあの日の様にあの場所で… ※「2人で見てた綺麗な月が今は見えない あんなに輝いていたのに今は澱んで見える たまには流されて生きる事も悪くはないと 教えてくれた貴女がいたから今も笑っていられるの」 ねぇ、もしもまた あの場所で出会えるなら いつもの唄を聞かせて 手作りのあのステージの上で 窓ガラス越し見えた花火がとても綺麗で 咲いては散る儚い所 何処か貴女と似ているね… 困らせた事、怒らせた事沢山あったよね あたしは貴女に助けられてばかり…本当にごめんね ※繰り返し 生き生きした貴女の歌声 もう一度聞かせて… 「裏切りを許せる程大人にはなれなくて、傷ついてもすがりつける程一途にはなれなかった。 でもね、流されて生きるのもそんなに馬鹿な事じゃないよ 前に進めるなら…」
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