16979人が本棚に入れています
本棚に追加
/311ページ
―地球、とある男子校―
ディアで勇者召喚が再度行われる前日
風紀委員長守司天理はある人物からのメールを見て
生徒会室に勢いよく登場した
「遥!」
呼んだのは副会長をつとめる東宮遥
「どうしたんですか?慌てて…貴方らしくない」
「明日、異世界に召喚される」
憮然としていい放つ天理
生徒会室にいるのは何も遥だけではないのだ
会長は勿論、書記や会計もいる
この三人は初め風紀委員長がおかしくなったと思った
「何故?またアルカディアですか?」
副会長の言葉を聞くまでは
他人そっちのけで話す二人
「いや、今度はディアという世界で、アルカディアを元に作られているらしい…覚えているか?勇者召喚系とかいった奴」
「…………すみません、巻き込まれくんは記憶にあるんですが」
「そいつも居る、その二人が召喚されて、仲間を増やす目的で再度召喚を行うそうだ、俺達は魔力と関わりがあるから…多分召喚されるだろう」
天理の話を聞いて、遥は考える
「今回はいつ帰れるかわかりませんよね?」
「あぁ、アイツからのメールだと多分俺が召喚されるらしい…準備しとけと書かれていたからな」
高校三年生で受験生なのに面倒だ…
と、天理は呟いた
最初のコメントを投稿しよう!