とりあえず、ヤです

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混乱した状況のなか、刹那が口を開く 「あのなレオ、ギルドの世話になっとけ」 レオのこれからについて考えると人と接しない状況はレオの精神教育に悪い 「…………刹那…僕と一緒…嫌です?」 うるうると瞳に涙を浮かべるレオ ここで刹那が頷こうものなら手がつけられないほどに泣き叫ぶだろう 「そうじゃない、俺はいつでもお前と一緒だ…俺はお前のことを考えると、人と接して生きたほうが幸せだと思うから…」 「なら刹那の言う通りにします!!これからヨロシクです全帝さん」 コロッと意見を変えて全帝にペコリと頭を下げたレオ 「は?え?ヨロシク?」 話がうまくまとまったなと、刹那は剣に戻った レオが不満そうだったのは無視だ 「じゃーお家を携帯で撮っちゃいます」 ログハウスを置いていくなんて考えてもいないレオ パシャ シャッター音と共に消えたログハウス またしても混乱が沸き起こる 「消えた!?」 「今のはいったい!?」 レオは大人達に馬鹿にした目を向けて 「いい大人が一々騒がないでください、底が知れるです」 『そりゃビックリするだろ…』 「師匠の凄さは計り知れないです、そんなの常識です」 『お前…二週間で立派に染まったな…』 「師匠の影響力は宇宙規模です」 そんなこんなで、レオはギルドにお世話になることとなりました 「あ、誰かの養子になるとか、絶対拒否です!!ヤです!!むしろ死んじゃえです!!」 ………お世話になります
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