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「………私も行きます、一人より二人でしょう?」
「そう言うと思っていた、だから言いにきたんだ」
二人は小さく頷く
「風紀の方には、俺が消えて一週間経っても帰ってこなければ次の委員長を決めろと言ってある、引き継ぎも済ませた」
「さすが、仕事が早い…私は…引き継ぎは無理ですね、会長…私が消えて一週間経っても帰ってこなければ次の副会長を選んでくださいね、頼みましたよ?」
言い捨て、二人は生徒会室を後にした
異世界に行く準備をするためだ
天理と遥の部屋は隣
一応持っていく物を天理の部屋で考える
「アルカディアでもらったカバンが役にたつな」
「えぇ、着替えを買うのにもお金は必要ですし」
「武器は………大丈夫だろう、一応アルカディアから帰った後に携帯小説のファンタジーを読んでみたが、魔武器というやつを作れるだろうから」
「私も読みましたよ、なかなか面白かった、小説のような人達と本当に出会ったというのが不思議ですがね」
なんやかんやで二人は楽しみらしい
喧嘩なれしているからか
最も彼らに毒された二人なのかはわからないが
彼らは準備万端で異世界召喚を迎える
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