とりあえず、友達

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「手洗いうがいを忘れずやれ、俺にバイ菌がつく」 レオが彼らを見ながら言うと 「「ヤンブラ!?」」 「「「ツンデレ!?」」」 「イエスマイロード」 と、天理と遥、剣と亮とショウに、わけのわからないことを叫ばれ セバスチャンは一礼して、洗面所に行った 「……ヤンブラとツンデレ?」 『レオ、お前は知らなくていい知識だ』 刹那がそう言うなら、と レオは気にすることをやめた 「とりあえず、俺はヤンブラでもツンデレでもなく、橘レオだ」 「……性格がアレで見た目がアレだと?」 「ある意味最狂じゃないですか」 「俺たちも最初叫んじゃったんだよね」 「うん、違う意味で俺たちには灰色インパクトありすぎる」 「なぁ?レオはいつデレる?いや、ツンツンの中にも優しさは垣間見えるけど……」 こいつら…変態だ レオの中で、勇者と王子がクラスアップした 「……皆様、まずは手洗いうがいをおすませになりましょうか」 セバスチャンの笑顔攻撃で、静かに洗面所に向かった 「では、私はサラダを用意致します」 「ん、頼む」 一度覚えればかなり仕事が早いセバスチャン 少し目をそらし、再度セバスチャンを見れば既に完成されたサラダがあった 『悪魔で執事ですからぁぁぁ!』 刹那が喜んでいるため、レオは深くつっこまない
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