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「ところで先生、私の席は勿論レオの隣ですよね?」
「なら俺はレオの後ろだな」
静まりかえる教室なんて目に入っていないかのごとく二人は担任に要求を突きつけた
レオは窓側から二番目の後ろから二番目
窓側隣はショウで、レオの前が亮だ
剣は担任により教卓の前
これを職権乱用という
「お前たち…目は見えてるか?今言った所には既に人が座っているだろう」
担任はため息をつきながら二人を諭す
二人は仕方ないな、とでも言うように、その席まで行き…
「「退け」」
一言言った
二人の圧力に耐えかねた可哀想なクラスメイト
急いで自分の荷物を持ち、空いていた…元々天理と遥に用意されていた席へと逃げた
「理不尽だ…」
「毒されてる…」
比較的免疫のある剣と亮は呆然と橘の影響力の片鱗をみた
「良かったなレオ!やっぱり友達は席が近い方が楽しいし」
「俺の立場は!?」
笑顔のショウにツッコミを入れたハブられ剣
そんなやり取りを我関せずといった態度で見ていたレオは
「担任、連絡事項を告げたのち、直ちに授業に入れ」
学生の鏡のような発言を上から叩きつける勢いなほどの命令口調で言った
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