とりあえず、友達

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「あ、そうですか……はぁ…あとは禁忌召喚についてだが、お前たちはよくわかってるよな?いかに危険かということが…本当に今回は運が良かったんだ、橘がいなければ禁忌召喚をした三人は確実に死んでいた、それを阻止しようとした剣もだ…召喚の番人である死神は階級にすると神級なのだからな」 「担任、少し違うな…俺は普通ならば助けはしない、あの時剣が飛び出していなければ傍観していた…俺は勇者を死なせないために死神を追い返しただけだ」 「………俺、勇者でよかった」 ツンデレではない、マジなレオの発言に剣は心底勇者であることに感謝した 「お前…酷いな…」 担任は言うが… 「どこがだ?危険性も理解できないアホなんぞ守る意味はあるのか?それでいつか人の上に立ち、軍を率いて戦う時を考えろ…考えなしの無能を指揮官にもつことほど、軍人にとって不幸なことはないぞ」 またしてもレオが正論である 「Sクラスの大半は貴族だからね、あり得ないことではないよ、俺もそんな無能な貴族御免だね」 ショウもレオに同意する 王子であるショウはいずれ王となり、このクラスのほとんどはショウの配下になるのだ 「やめたげて!彼らのライフはもうゼロだ!!」 亮は散々言われて海より深く沈みきっていた三人を見て二人を止めた
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