とりあえず、友達

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「セラフィム様の知り合いなのに、知らないのか?セラフィム様は天使の中で一番力を持っているんだぞ?ヘタな世界神以上だ、自己紹介で『凄い天使のセラフィムだ』と名乗れるのはあの方だけなんだぞ?」 クゥがセラフィムを語る、そして勇者達は驚愕 異世界アルカディアではセラフィムがくしゃみを連発したとか、しないとか… ただ、レオにはさっぱり訳が解らない とりあえず、暴食を取りだし、宙に浮いてる鳥(熾天使)に投げた スコーンッ!! お玉の柄が、見事クゥのこめかみにヒット 球状部分ではなく、柄を当てるところに、レオの性格の悪さが出ている 「おぐぅぅっ……」 『弱っ!異世界の熾天使弱っ!』 「ナイスコントロールですレオ様」 刹那は驚き、セバスチャンは褒めた 「いいからさっさと契約しろよ…鳥」 羽・クゥ→羽食う→手羽先→鳥 という連想ゲームがレオの中では繰り広げられていた 「あぁ、すみませんレオ、クゥ…契約しますよ、貴方に拒否権はありませんので、とりあえず契約方法を聞きましょう」 ニッコリ笑う遥 笑顔が怖い 「は、はい…契約方法は、羽を…」 「むしるのですか?」 「触って貰えば大丈夫です!むしらないで!」 残念です…と言いながらクゥの翼を触る遥 その間、クゥがプルプル震えていたのは見間違いではないだろう
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